2010.6.5 (土) №151 沖縄県 浦添市立若草児童センター 今回は沖縄県浦添市にある若草児童センターを訪問させていただきました。 若草児童センターの皆さん、近くの浦城っ子児童センターの皆さん、お近くの地域の皆さんと楽しい時間をご一緒させていただきました。 ここ若草児童センターでは毎週土曜日にいろんな催しをされているそうで、館長の宮国先生が「こんなにたくさんの方が集まってくれたのははじめです」ととても嬉しそうに話してくださいました。 若草児童センターをはじめお集まりいただいた皆様ありがとうございました。 訪問のきっかけをくださった館長の宮国先生が「一粒の種」のNHKドキュメンタリー番組を見て、北谷小学校を私が訪問させていただいた時の新聞記事を読んでいてくださったそうで、6月は沖縄では平和月間なので是非子供達に「一粒の種」を届けて欲しいと声をかけていただきました。 会が始まる前に、宮国先生がこう話してくたさいました。 「思春期を迎えた子供達が多く、『死ね』『きちがい』という言葉を簡単に人に対して言ってしまうんです。 今日、この歌を通して命についつ考える事で簡単に口にしてはいけない言葉なんだと子供達に気付いて欲しいんです」 フロアーに集まってくれた児童の皆さん、お母さん達と一緒に沖縄の子守唄「童神」を歌い「一粒の種」のお話をしました。 "一粒の種になりたい"と言い残した中島正人さんは46歳で亡くなっています。 「みんな、46歳って若いかな?それとも若くない?」 と子供達に訪ねてみました。すると次々と「若くない!」「46歳はおじさん」と元気な返事が帰ってきました。 「では、46歳で自分の命がおわっちゃうのは早いかな?遅いかな?」 「まだ早いよ」「もっと生きたい」「長生きしたい」とこちらの質問にもたくさんのお返事がありました。 その後「一粒の種」という歌ができるまでのお話をして歌を歌いました。 皆さん静かにそして真剣に話を聞いてくれていました。 そして最後に私が小学生の頃、実の兄に「死ね」と言ってしまった体験談(失敗談)を話しました。 その時期、兄は10万人に1人と言われる難病を克復し入院生活をやっと終えて普通の生活をスタートしたばかりでした。 40度を越える高熱が何週間も続き全身の粘膜がただれ命の危機をさ迷うというそばで見ているだけでも相当痛々し状態でした。 そんな経験をした兄に対して、何が原因だったか忘れてしまうくらい小さな事で、久しぶりに兄弟喧嘩になりました。 勢いまかせで「死ね!」と兄に向かって言ってしまいました。とっさに「しまった」と幼心に思った瞬間、兄におもいっきり蹴られました。 蹴られた痛みよりも兄に「死ね」と口にしてしまったことが痛かった時の話をしました。 その話をした後、子供達からリクエストがありもう一度「一粒の種」をみんなで歌いました。 歌い終わって、子供達から 「生でこの歌が聞けてよかったです」 「楽しかった」 「声がきれいでした」 と話してくれました。 宮国先生から帰りに 『今日「一粒の種」の話と歌を聞いて、子供達も命について言葉について感じてくれていたと思います。子供達が最後までおしゃべりもしないで集中してきいてくれていましたから』 と、大変身に余る言葉を頂戴しました。 先生や親達が子供達の成長を見守り思う気持ちに触れた今回のSmile Seed Projectでした。 では、また次のsmile seed projectで。 |